浮腫んでつらい方必見

美容

エステにご来店のお客様のほとんどの方が悩んでいる「むくみ」の症状

夕方になると靴がきつくなって履きづらい。靴下の後や朝起きたときの顔についた型がなかなか消えない。足がパンパンでだるい。お酒を飲んだ次の日は顔がむくんで大きく見える。指がむくんで指輪が抜けない。など誰もが一度は感じたことがあるであろうお悩み…「むくみ」の正体とは?

「むくみ」って病気?

「むくみ」のことを医学用語では「浮腫(ふしゅ)」と言います。むくみが起こると足や顔が膨らんだように見えますが、これは細胞と細胞の間にある細胞間質液が増えている状態なんです。

全身のむくみでは心不全や腎不全、肝不全など他にもいろんな病気が考えられ、片足のむくみでは深部静脈血栓症などの病気が隠れていることも考えられます。

ただの「むくみ」と放置せずに、朝になってもむくみが引かない。日に日にひどくなっている、尿が出にくい、身体がだるいなど違和感があったら受診して頂くことをオススメします。

「むくみ」の原因って?

血流障害や新陳代謝の低下も原因の一つです。血流が悪くなると水分の流れが悪くなるため、むくみが起きやすくなります。
私たちの身体は必要な酸素や栄養は血液によって身体の隅々にまで届けられます。そして届終わった後は、細胞から作られた二酸化炭素や老廃物を受け取って、心臓に戻っていきます。
このとき筋肉が動くことで血流を促し心臓に血液が戻されますが、動かないと血流が悪くなってむくみになります。
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、心臓へ送り出す力が弱くむくみやすいと言われています。
妊娠やホルモンの影響によってもむくみやすく、生理前には黄体ホルモンが影響して余分な水分が身体に溜まりやすくなります。
他にもむくむ原因はいくつかあります。

塩分の取り過ぎ

身体には体内の塩分濃度をいい体に保つという機能があるので、塩分をたくさん摂取すると、身体の塩分濃度を薄めようと体内に水分をため込むようになります。

アルコール

血中のアルコール濃度が高くなると血管が拡張して、血管から水分が漏れ出すためむくみに繋がります。

締め付ける下着

きついブラジャーやガードルなど、身体を締め付けるものは血行を妨げます。身体の中心となる部分をブラジャーやガードルなどでキツく締め付けられると、手足などの元々血行が悪くなりがちな部分にも影響します。

むくみを解消するには

①適度な水分摂取に運動
ウォーキングなどでふくらはぎをしっかり動かすことをオススメします。まとまった運動時間が取れない方は、家事の合間や通勤時間などにこまめに動いたり座っている時間を短くして意識して動くようにすると良いでしょう。お買い物の時など階段を利用するのも良いですね!

②同じ姿勢を長時間とらない

立ち仕事の方は定期的に足も曲げ伸ばしをする、座りっぱなしの方は1時間に1度立ち上がるなど、動きをプラスして頂くと良いと思います。

③入浴やマッサージをする

筋肉の緊張をほぐして温めて血行をよくするのはむくみの改善に効果的なのでオススメです。温めてからマッサージを行うことで血液やリンパの流れを良くします。
ふくらはぎを軽くもんでほぐしたり、心臓に向かって下から上にさする程度の力加減で流してあげるとむくみが取れてスッキリします。

④温冷交互に洗顔

温かいお湯と冷水を使用して洗顔をすると、血管の収縮と拡張を繰り返すことでむくみを解消します。メイクのノリも良くなり一石二鳥ですね。

⑤足を高く上げる

壁や大を使ってふくらはぎを心臓より高く上げることで重力によって下に溜まった水分を上に持ち上げることが出来ます。

⑥カリウムを含んだ食事を摂る

カリウムには、ナトリウム(塩分)を尿として体外に排出する働きがあるので、バナナやリンゴメロンなどがに含まれていますのでオススメです。その他の野菜や果物にも多く含まれるので積極的に摂るように心がけましょう。

⑦身体を冷やさない

足はむくみやすいので足首からふくらはぎを冷やさないこと。夏場は冷房で冷えやすいので、レッグウォーマーを履いたり、薄手のストールやカーディガンを使うなどして身体を冷やさないように意識しましょう。

まとめ

むくみは誰にでもあり得るものですが、放置しすぎると身体がだるくなったり疲れを感じることも増えてしまいます。普段からマッサージなどをして自分の身体の状態を自分の手で感じて知っておくことも良いですし、何をして何を飲んだり食べたりするとむくみやすいかなども把握しておくことも大事なポイントになります。むくみがひどくなったり長引くなどの場合は医療機関を受診するようにしてみてくださいね。